2006年6月9日(金)
昨夜は疲労もあり、早く就寝したため、朝5時30分に目が覚めた。カーテンを開けると天気予報に反して快晴!ホーエンザルツブルク城はさらにその優雅さを誇るように見え、目を転じると万年雪をいただいた山が遥か遠くに聳えたっている。そして鐘の音・・・心が休まる。
今日の予定は、これまでの移動による疲労を考えて”市内観光”に専念。
朝食後、徒歩で中心部に向かう。大きな都市は「駅」と「中心部」が離れていて、どちらに行くにしても、バスや市電で移動しなければならないことが多い。
宿も利便性を重視して他とあまりかわり映えしない風景の「駅前」に泊まるか、「中心部」まで行って、その土地ごとに異なる雰囲気を味わうかを選択しなければならない。ここザルツブルクでは移動の便利さを優先して「駅前」を選んだ。
ただザルツブルクはそれほど大きな街ではないので、徒歩で観光スポットに到達することができる。
ミラベル庭園、モーツァルトの住居を経て、旧市街へ。気持ち良い散歩である。続けてモーツァルトの生家(「住居」とは異なる)を見学。やはり20年以上も前の記憶は確固たるものではないようだ。外見は一緒だが、中は随分記憶とは異なるように思えた。
変わらないものといえば、モーツァルト通りやらモーツァルトチョコなど「モーツァルトだらけ」という点で、今年はそれに輪をかけて「モーツァルト生誕250周年」をアピールしている。まさに「モーツァルトさまさま」である。
ケーブルカーでホーエンザルツブルク城に登る。内部を観覧するが、期待していたほどではなく、自分はどちらかというと遠目から城、川、橋という絵柄を眺めることが好きなのかな、と思った。
今夜はいよいよドイツ対コスタリカで2006年ワールドカップの開幕だ。
食料を買い込んでワクワクしながらホテルに戻る。
ワールドカップの現場に5回も立ち会えた幸運に感謝したオットであった・・・
つづく
ズボラなオットの緻密な旅計画<15>
2006.08.03
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