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ズボラなオットの緻密な旅計画<20>

2006年6月12日(月)
今日も快晴。とにかく今回の旅行は天気に恵まれている。だが選手には暑過ぎるのではないか、いや、冬のオーストラリアから来た連中よりも有利か?などとあれこれ考える。
ホテルの朝食は、さすがに五つ星。バイキングの領域を超越していた。普段は滅多に食べられないスモークサーモンを品良く2回に分けてガッツンガッツンいただいた。ノルウェーのベルゲンという海沿いの街に泊まって以来の超美味の味で、甲乙つけがたい。ただ総合的には、こちらのホテルの方が質は上回っている。
日本代表のユニフォームに着替えていざ出陣である。会場となるカイザーズラウテルン駅に着くと日本人の青、オーストラリア人の黄色でごった返している。オーストラリア側は応援歌を歌いながらスタジアムに向かう。誰かが歌い出すと、他のグループが呼応して歌い出すため声が重なり、大いに盛り上がる。一方日本側は「ニッポン、チャチャチャ」の繰り返しなので、2~3回やると飽きてしまい、フェイドアウトしてしまう。だいたいどこの国も応援歌があるので、とても羨ましい。特にイングランドはすばらしい。
スタジアムは丘の上にあり、巡礼に来たわけではないのに、どこまでも長い階段が続く。勝利への階段ならばいいのだが・・・
とにかく暑さと体力不足で、試合前なのにもうヘトヘトだ。
ようやくスタジアムに入場。「カテゴリー1」という最も高い席(予選リーグでは約16,000円)なのに、コーナーフラッグの上の方でかなり全体が見にくい。以前よりも「カテ1」という価格の高い席のエリアをこんな所にまで広げるなんて、FIFAのしたたかさを感じた。
そうこうしているうちに、選手紹介に続いて選手入場だ。
いつものように「君が代」を熱唱。これまで以上に気合が入り過ぎて、ほんのり目頭が熱くなる・・・
コナキジジィになってしまったオットであった・・・
つづく

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この記事を書いた人

添乗員になりたかっただけあって旅行のプランニングが得意。学生時代はサッカーに夢中で、ワールドカップは5回観戦しました!

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