ハイデルベルグ城もまた内部よりも外観の方に感動した。特にネッカー川にかかる橋の上から見上げた城には、力強さを感じた。
ゲーテも絶賛した景色だ。時代を越えて、それと同じ景色を見て感動しているツマとオット。地道に時間をかけて本来の姿(景観)を維持している労力はいかばかりだろう。
3つの城とも甲乙つけ難いが、「優雅さ」のホーエンザルツブルグ城、「豪華」なノイシュバンシュタイン城、「力強さ」のハイデルベルグ城という印象だ。
マンハイム経由で、19時17分にバーデンバーデン駅着。ここははじめて訪問する土地でリゾートエリアとして有名な場所。日本語に訳すと”温泉温泉”という地名だ。名前からしてリラックスできそうだ。
ホテルのある街の中心部は駅から離れており、バスでホテルへ。
最初の3泊は「激高」のドイツを外し、ザルツブルグに宿泊したことで少しばかり節約できたので、ここでは奮発して「五つ星」の宿を予約した。
貧乏人のオットは、これまで「五つ星」のホテルなんぞに宿泊したことが無かったので、部屋に荷物を運んでくれたポーターにはつい過剰なチップを渡してしまい、少し後悔した。慣れないことをしてはいけない、と反省した。
いよいよ明日は大事な初戦。是非勝って欲しい。
と思いながらも、いろいろな失点場面を妄想してしまうオットだった・・・
つづく
ズボラなオットの緻密な旅計画<19>
2006.08.21
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