ホテルからの眺望は絶景である。周囲には高い建物がないため、ホーエンザルツブルグ城の威風堂々とした姿が望め、右に目を移せば、遥か遠方には雪を頂いたアルプスの山々が聳え立つ。
定時には教会の心地よい鐘の音が街中に響き渡り、心にも染み渡る。
北に位置するために、この時期は午後9時なのにもかかわらずまだまだ明るい。日本でいえば夕方5時ぐらいの感覚か。
とても旧市街にあるガイドブックで下調べしたレストランまで行く元気がないので、近所の「Burger King」で夕食をテイクアウトする。
テレビでは、当然のことながらワールドカップ一色。
いよいよ明日は、ドイツ対コスタリカ戦で2006年ワールドカップが開幕する。今回はどこが優勝するのか、どんな名勝負があるのか、日本は予選リーグを突破できるのか、初戦はどんな戦いになるのか、勝てるのか、大いに楽しみだ。
ちなみに自分は、日本の予選リーグ突破はX、優勝はアルゼンチン、イングランド、イタリアのいずれか、と予想している。
そんなことを考えるうちに、あっという間に眠りにおちたようだ。
どこが寝付きが悪いのか、と不思議がるツマ・・・
つづく
ズボラなオットの緻密な旅計画<12>
2006.07.31
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