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乗鞍エコーラインでクマに遭遇!クマに出会わないために気を付けること。

Himalayan Black Bear, Dachigam Rehabilitation Centre

乗鞍エコーラインを歩いているときにクマに遭遇しました。

 icon-arrow-circle-o-right 乗鞍高原・飛騨高山・白川郷へ【犬連れ旅】

私とは4~50mぐらい離れた笹やぶの崖の上にいて、何か食べているようでした。クマがいると私が気づいた瞬間ノアが吠え、クマがそれに驚いて飛び上がり、山のうえの方に逃げて行きました。

このときは 「あ゛~っ!! クマがいたー!!!(驚)」ではなく

淡々と「クマがいた」と思っただけでしたが、あとでネットで調べてみたら乗鞍では熊が出ることを知り、背筋がゾーッとしました。

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目次

私がクマに遭遇した経緯

乗鞍高原の三本滝を見に行こうと乗鞍エコーラインを歩いて登り始めました。体力のないオットには緩い上り坂がきつく途中で引き返すことにして、私とホッピーとノアで見に行くことにしました。

25分ぐらいで着くはずなのに1時間歩いても到着しないので、不審に思い、摩利支天バス停のあたりでリュックを背負って降りてきた人に「三本滝まではあとどのくらい歩きますか?」と聞いてみたら、「とっくに過ぎてますよ!」とい言われて愕然。

引き返す途中、先ほどの人が「三本滝を見るならここから入ると近いみたいですよ」と言われて山の中へ。

水の音が大きくなってきて「やっと三本滝が見れる♪」と思ったのになかなか着きません。霧も深くなるし足元はぬかるんでいて、滑って2回も尻もちをつきました。倒木もあったりして、この道でいいのかなと不安になってスマホで地図を見てみると、このまま行くと三本滝はおろかオットが待っている駐車場とは違うところに出る模様……

乗鞍高原登山道

だいぶ下ったしもう少しで着くかもという気持ち、せっかく降りてきたのに登って戻るのは疲れも出てきて勇気がいりましたが、このままだと道がわからなくて救助を呼ばなきゃいけなくなるかもと思い、来た道を戻ることにしました。

やっとエコーラインに戻ることができ、駐車場のあるゲートが閉まる前に下ろうと急いでいたときです、熊を見たのは。

反省点

今回はいろいろなミスが重なりました。

道を確認すればよかった

簡単な案内図を見てエコーラインを歩いたのがそもそもの間違い。ゲートの係員に三本滝はこっちの道でいいかどうか確認すればよかった(係りの人は私が三本滝を見に行くとは思っていなかった。犬連れだし、ただの散歩と思っていた)。

知らない道、特に登山道には入らない

装備もなく地図も持っていないのに、素人が一人で登山道に入るのはリスクがあると思いました。滑って転んだのも普通の街中用のスニーカーだったから。アジのときに履いているトレイルランニング用のスニーカーだったらまだ踏ん張りがきいてよかったんですが。

熊が出ることを認識していなかった

クマ注意

クマ注意

写真を見返していたら、クマへの注意を促す張り紙があちこちにあったことがわかりました。それなのに、まったく注意を払っていませんでした。

 icon-arrow-circle-o-right エコーラインに現れたクマ(平成28年8月)

クマのいる兆候を見逃してしまった

エコーラインを歩いているときに、クマの糞を見たんですよ。でもそのときはそうは思わなくて、「自分ちの犬のウンチをちゃんと拾わないなんて!(怒)」と思ってました。

クマに出会ったらどうすべきか

基本はクマを刺激しないように、できるだけこちらの気配を消して立ち去るのがいいようですね。

  • クマに背を向けずに静かに立ち去る(目は合わせない、走って逃げない)
  • 大声を出してクマを刺激しない
  • 攻撃されそうになったらうつ伏せになり、両手で首をガードする

 

山に行く人はもちろん行かない人も、一度、下記のパンフレット(PDFファイル)に目を通してください。

 icon-arrow-circle-o-right クマの生態と対策(富山県朝日町)

クマに出会わないために

  • 熊が活動する朝夕は山に入らない
  • グループで歩く
  • 霧で見通しが悪いときは要注意
  • 熊がいる兆候を見逃さない
  • 熊鈴を携帯する

クマが活発に活動する朝夕は山に入らない

熊(ツキノワグマ)の体長は120cm~150cm。体重は性別によっても違いますが約80kg。熊が四つん這いになっているとやぶの中では見つけにくいので、クマが活動する時間帯を避けるのが賢明です。

グループで歩く

しゃべりながら歩くことで、クマにこちらの存在を知らせます(おしゃべりに夢中になり過ぎないように!)。複数いることで、熊の方が避けてくれる可能性が高くなります。

霧で見通しが悪いときは要注意

私が登山道から乗鞍エコーラインに戻って少しすると、霧が一層深くなり2~3m先も見通せなくなりました。こんなときに至近距離でクマと対面してしまったら逃げられません。無用な遭遇を避けるために霧のときは山に入らないようにしましょう。

熊がいる兆候を見逃さない

足あとを見つけたらもちろんのこと、

  • 木の幹に鋭い爪痕がある
  • 木の実や草などが食べ荒らされている
  • フンが落ちている

など、熊のいる兆候を見かけたらその場をそっと離れてください。ちなみに熊の糞は、大型犬や人のものと似ていることがあります(食べたものにより見た目はいろいろ)。

熊鈴を携帯する

熊鈴をつけていても出会うときは出会ってしまうようですが、こちらがどのあたりにいるのか存在を知らせるのは有効なようです。私もさっそく買ってお散歩用のエプロンに取り付けました。

 

 

熊鈴

私が買ったものはナスカンが小さいのでファスナーに取り付けました。Dカンに付けたい場合は、ナスカンではなくカラビナ付きの熊鈴がおススメです。

 

まとめ

人と似たような体格であっても熊の方が運動神経がよく、爪も鋭く、まともに戦って勝てる相手ではありません。また人より早く走ることができるため、走って逃げ切るの無理です。

クマに会わないように気を付けつつ、もしも会ってしまったら慌てず騒がず後ろを向かずにそっとその場を離れましょう。

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この記事を書いた人

東京在住。犬のいない生活なんて考えられない!犬中心の毎日を送っています。趣味はアジリティー(ドッグスポーツ)と写真。

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