ズボラなオットの緻密な旅計画<9>

「いろいろ考えてみても仕方ない。とりあえず飛び込んでから、考えてみよう」という生来の楽天的性格から、そのドイツ系の会社で働きだした。
大学の友達は勤務してから1年経っていたが、一浪したと思えばどうってことはないと思い、その遅れを取り戻すべく相当なハイテンションで勤務をスタートした。8時45分始業で昼休みは45分、という、朝寝坊の自分にしてみればとても考えられない条件での勤務だったが、それ以外は楽しみながら働くことができた。
数年後、ドイツから赴任してきた人と一緒に働く機会があり、やり取りをしていたところ、その人からドイツ本社で1年間トレーニングを受けてみないか、と提言された。
海外旅行はしたことはあったが、MBAを保有していたわけではないので、1年間という長期海外滞在は初めてだったし、チャレンジしてみたかったので快諾した。
その1年間のドイツ滞在中に印象に残ったところ、もう一度訪れたかった場所をサッカー観戦と巧く組み合わせながら、ツマと訪問するのが、今回の目的である。
ようやく「本線」に戻れる、とホッとするオット・・・
つづく